歯科治療のひとつに感染根管処置というのがあります。歯の神経があった部分(歯髄)が感染を起こしたための病気の治療です。
歯が浮くように痛かったり、歯の根が腫れていたり症状が出てくる場合もありますが、無症状で経過する場合もあります。
レントゲンで膿んでいる様子が見られることが多いので「ほら、ここの黒い部分に膿が溜まってるんですよ〜」などと説明します。
すると
「じゃあその膿をさっさと取っちゃってよ」
だとか、治療をすすめていくと
「その膿ってのは取れたの?」
だとかよく聞かれます。
「膿を取る」としたら、抜歯に代表されるところの外科処置しかありません。麻酔をして、感染源である歯を含めて膿が溜まっている部分を機械的に除去すれば良いのです。
もちろん手におえないような感染がある場合は抜歯になりますが、、、こんな感じでお話をします。
歯の根が感染して、その先に膿が溜まってるんです。イメージで言うと、「この歯の根の中」=「汚染された川」で「この黒く見える部分」=「川の先の腐っちゃった湖」だと思ってください。川を綺麗にしていくと湖が綺麗になるように、まずは根の中を綺麗にしていきます。それで治ることもありますが、ダメな場合もあります。その時は抜歯を含めた外科処置を考えます。
たまたま1年ほど前のに感染根管処置を行ったケースで、上手い具合に治っちゃった写真がありますので、こんな感じだと思ってください。
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