診療室

SOSの手紙

道外の某地区で社保担当をしている大学の後輩からSOSの手紙がきました。ですよね、ワスも社保担当になって長いんですけど今回ぐらい理解しにくい改定はなかったですもん。こんなに白本をひっくり返して見直したことはありませんでした。

昔々は日本歯科医師会の点数早見表に(1)(2)と番号を振って、それについての説明を書類5〜6枚ぐらいにまとめて説明書を作り解説してました。施設基準だってそれほど無かったし、あったとしても「何のこと?」と悩む事項もなかったですもん。
大変だったのは、ブリッジの適否にDuchangeの考えが入ってきたり、義歯調整の算定ルールがコロコロ変わったことなどです。大先輩の先生方にどう理解してもらうか苦慮しました。

「あの〜、、先生。バーチカルストップって分かりますか?」
「またまた〜ヨシダ君はフランス語かなにか言い出して翻弄しようとしてんのかい?」
とかね。

レセコンが「レセプトを印刷するための機械」から「診療内容を入力をする機械」に変わるようになってから点数表を素にしての説明は取りやめました。自分自身でも日本歯科医師会の点数表を見ながらカルテを書くことが無くなりました。それと、どんどん保険診療の内容が多様化し、ある程度の点数は頭にインプットされてた頃と全く違います。手書きカルテ、手書きレセの先生はそうとうの時間をそれに費やしてるんじゃあないだろうかと思います。

今は、パソコンでスライドを作り、それと同じものを適当な大きさに印刷し会場に集まっていただき説明をします。後輩へのアドバイスとしては「資料は自作しよう」です。それと「実際の診療にはどう取り入れるのか具体的に説明しよう」です。印刷物はどこの誰が見てしまうかわかりませんのでブッチャケの話は会場だけにしましょう。

早見表も変わったなぁ〜

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