診療室

636点

「エンドクラウンの形成って636点ですよねぇ?なんだか変な返戻が来てるんですけど、、」
っていう質問が来ました。
その時点で、たぶん「レセコン入力のとき636点で点数検索して出てきたモノをクリックしちゃったんだろうな」と予想して返事をします。
『636点だけど、、、その返戻の内容を教えて!!』

すると、返戻にはこう書かれていました。
傷病名・診療内容を再確認願います。
初診料算定日から当日までに生PZ(非金属冠)又は失PZ(非金属冠)の算定がなくCAD/CAM冠が算定されています。歯冠形成を行った場合、生PZ又は失PZの非金属冠で算定するものと定められています。

わからないですよねw
ポイントはM001歯冠形成(1歯につき)です。
金属冠も非金属冠も生活歯歯冠形成と失活歯歯冠形成の形成料が同じ点数だからです。
おまけに前歯4分の3冠、前歯のレジン前装金属冠およびチタンの加算は470点で
CAD/CAM冠の形成加算も470点なんです。

よくある診療行為でいうと
「前装冠の失PZもCAD/CAM冠の失PZも同じ点数だけど、中身が違うから」
なんですね。

たぶん、返戻されたレセの歯冠形成は
歯冠形成(失PZ金属冠)
L 前歯形成加算
ってなってるんですね。

正しくは
歯冠形成(失PZ非金属冠)
L CAD/CAM形成加算
です。

傷病名・診療内容を再確認願います。
初診料算定日から当日までに失PZ(非金属冠)およびCAD/CAM冠形成加算の算定がなくCAD/CAM冠が算定されています。請求レセは同じ636点ですが失PZ(金属冠)および前歯形成加算になっちゃってますよ〜

って返戻なら、その先生も理解できたのかなぁ?

移行査定でも、、、

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