診療室

ゆっくりと着実に

午前9時から11時まで救急当番です。
ここんところ、多くても3名程度の来院しかありませんので、いわゆるワンオペで診療いたします。
朝9時過ぎに来院された1名の方(女性、急化Per)なのですが、診療が終わると「いくらぐらいかかりますが?お金を下ろすのを忘れまして、、」と聞かれましたので「3000円弱ですね」と返答。すると「今からお金をおろしに行ってきます」と出て行かれました。すぐ近くにセブンイレブンもありますし、ATMのある登別イオンまでもそう遠くありませんので「11時までいますのですぐに戻ってきてください」と伝えました。
その後、急患の方が何名かいらっしゃって12時半ぐらいまで診療していたのですが連絡も何もありません。
昨年、前歯を含むブリッジを装着して一部負担金の支払いが無い方も女性です。何回か連絡しているのですが応答がありません。女性不信になっちゃいそうです。

さて、気を取り直して稚貝の話です。
先日、稚貝が売られていたので購入しまして、いつもなら日本酒で蒸して食べるのですが、白ワインが余っていたのでワイン蒸しバター醤油味でいただいておりました。
「この小さなホタテは元々こういう小さな種類のホタテなのか?」
と聞かれましたので
「稚貝の稚は幼稚園の稚で幼いとか若いとかそういう意味なんだ。ほら、メロンとか1つのメロンを大きく育てるため、農家の方が形が綺麗で大きくなりそうな個体だけ残して他は捨てちゃうだろ?それと一緒で、この子たちがいたら優秀な子がちゃんと育たないから捨てられたホタテなんだよ、、、ヨシダ家と同じ考えだな。」
と答えてやりました。
「ひぇ〜」と怯えていたので別の例も教えてあげました。
「養鰻って知ってる?うなぎを育てる漁業なんだけど、養殖で鰻を育てているとヤッパリすぐ大きくなる個体とゆっくりと大きくなる個体があるそうなんだ。そして大きくなった鰻から売られて捌かれて食われるんだって。ホタテと逆だよね。」

まあ、ゆっくりと着実に大きくなってください。

美味いよね

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