診療室

国民皆歯科検診

もうご存知の方も多いと思われますが、政府の骨太方針に「国民皆歯科健診」という文言が入りました。しっかりとした歯が残っている方は健康な状態を保てます。したがって医療費が抑制できるということは周知の事実です。

車で言いますとね「エンジン=心臓」も「電気系統=神経」も「電子制御=脳」も大切ですし「フロントグリル=顔」も大切かもしれません。でもですよ、口腔=ガソリンを入れるところが錆びだらけでガソリン漏れ漏れだったらまず「エンジン=心臓」がイカれるでしょうね。ちゃんと走れるわけがないんです。
ココでも何回か書いておりますし、重度の歯周病の方にはお話もさせていただいておりまが、重度の歯周病が原因で急性心不全となり命を落とされた方を何名か知っています。死亡診断書を書かれている医師の方は歯周病がトリガーだったなんて気がつかないでしょうけどね。

んで先ずは検診です。
登別市でも後期高齢者を対象とした歯科検診や節目年齢対象の歯科健診が行われているのですが、コレは任意なんですよね。
ワスは、前から何度も何度も「任意じゃあ意味ないんじゃわ、、、っていうか任意ならやらなくてイイんじゃね?」って思ってますし、言えるところには言ってます。

例えばですよ、子どもたちに「えーーっと、希望者には学力を調べるテストをします。出来るところと出来ないところを知りましょうね」と伝えたとます。そうするとですね「いやいや、君は学力調査テストは受けなくても大丈夫でしょ」っていう子ばかり受け「お前はちゃんと受けろよ!!」っていいう子は受けないのは分かりますよね。
歯科健診も任意なので、健診を受けるのは「口腔の意識が高い=あまり問題ない」という方が圧倒的に多いんです。

ということで「皆」が重要なんですが、だから来年から全国民に実施しますね。つきましては、、、とはならないだろうなぁ?
でも大事なスタートの旗が振られたのは確かです。そして「国民皆歯科健診」という文言が骨太方針に入ったのは山田宏という一人の政治家の八面六臂の働きがあったからというのは紛れもない事実です。

本格実施はいつに、、

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