診療室

医療費助成

9月25日(月曜日)は出張のため終日休診となります。すいません。

先日、白老町から来院された乳幼児の方がいらっしゃいまして、、、白老町では8月より町独自の医療費助成が実施され窓口負担金が0円になるんですよね。でも、、、ヨシダ歯科では対応ができなく「役場窓口で償還してもらいたい旨」を説明するだけにとどまっちゃいました。
窓口でナントカしたいのですが少し時間を要しそうです。
だって難しすぎるんだもん。


まず、、、保険診療の一部負担金に関して、国の制度では以下のようになっています。
・小学校入学前の3月末までは2割負担
・小学校に入学する年の4月1日からは3割負担
・高齢者についてはイロイロ

で、北海道では乳幼児(後で18歳とかの話も出るのでもう乳幼児、、、ではないのですが)の医療費助成の基準は以下の通りで、小学校に入学したら3割負担となります。
歯科外来の場合
(その1)3歳になった月の末日まで:初診時に510円のみ
(その2)非課税家庭は(その1)を小学校入学前の3月末まで延長し:初診時に510円のみ
(その3)課税されている家庭の子は3歳になった翌月1日から小学校に入学する前の3月31日まで:1割負担。
※高額医療制度の絡みで月額18,000 円以上の負担はありません。
(その4)たくさん税金を納めている家庭の子は罰として医療費助成はありません。

(その1)(その2)は受給者証に「乳初」と記載されていて
(その3)の受給者証には「乳課」と記載されています。
公費の番号は90から始まる9桁の数字です。

90××××××× は乳幼児における北海道基準の公費番号です


A町の町長さんは
「せめて小学校入学前の子は医療費を無料にしたいな、、、でもたくさん税金を納めてる家庭はどーでもいいや」
と考えました。
(その1)と(その2)の510円はA町で負担する。
(その3)の残りの1割はA町で負担する。ということになります。

10,000円分の治療をしたとします。
(その1)(その2)の2割にあたる2,000円ー510円の1,490円は北海道負担、510円は町負担
(その3)の2割にあたる2,000円ー1,000円の1,000円は北海道負担、残りの1,000円は町負担
ということになり、510円や 1,000円を町が負担するという公費が発生し、その公費は91から始まる9桁の数字となります。
北海道でも負担してたけど、さらにそれに上乗せした感じの公費となります。

91××××××× は乳幼児における北海道基準の上乗せした公費番号です。

北海道での医療費助成もつかって、それで賄えない部分の助成を町でしようってことですので、請求には
90×××××××の公費と91×××××××の公費の両方を記載することになります。


その隣町のB町の町長さんは
「ウチは中学校卒業までの医療費を完全に無料化したいなぁ、、、親の所得に関係なく、、、」
と考えました、、、続く

複雑すぎて笑っちゃう

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