診療室

マイナンバーカード

オンライン資格確認に伴い「マイナンバーカード持ってったら7点=約20円高くなるんだってよ」ってのがネットニュースに出てきます。実際はそういうことになるんですが、多くの方がマイナンバーカードを持ち利用することによって巡り巡って「得」になることは間違い無いんです。
違う場所の例で言いますと、マイナンバーカードがあると住民票や印鑑証明はいつ何時市役所に行かなくても取得できます。そうすることによって、遠い市役所または支所まで開いている時間に行かなくてもいいし、市職員の手間も少なくなります。市職員は他の仕事ができますし、もしかしたら職員数が少なくなるかもしれません。※働き口が少なくなっちゃうことは悪かもしれませんけどね。

オンライン資格確認は、何が良いかというと「保険証番号等の記載ミスがゼロになる」ってことです。

これは、医療機関側にとっては非常にありがたいんです。会社勤めの方が保険診療を受けに歯科医院に行ったとすると3割は自分で支払います。残りの7割は歯科医院が書類を作り、それを診療報酬支払基金ってところに送付し、診療報酬支払基金ではその書類をチェックし保険者にチェク済みの書類を渡し、、、、逆の流れで7割分が歯科医院に振り込まれることとなります。
で、チェックの結果「この書類は間違ってるからお金はあげないよ」と言われることがあります。その事例が激減します。

書類のミスのほとんどが頭書きと言われる「男女」「記号番号」「生年月日」の転機ミスか「期限切れの保険証の使用」なんです。もし、単純ミスなどがありますと、書類が診療報酬支払基金または保険者から歯科医院に送付されますんで、そのやり取りの代金や手間に関わる人件費などがバカにならないんですね。そういう無駄がなくなると保険料が安くなることが十分に考えられるのです。

7点でも良いから治療費をお安くしたいのでしたら施設基準の届出をまったく出していない医療機関に行くのが良いかもしれません。大きな声では言えませんが、某施設基準の届出なんてありますと、同じ医療行為を受けても医療費はかなり高くなります。そういう事項はたくさんあるんです。個人の医院よりも総合病院の方が治療費が高くなるなんて多くの人が知ってますよね。

んで、なぜに「マイナンバーカード持ってったら7点=約20円高くなるんだってよ」ってのが宣伝されているのかというと某政党を強く推す医療団体が声を大きくして触れ回っているからに他なりません。なんたって、某政党ですから政府のやることは何でも反対ですし、マイナンバーカードなんて絶対に持たないような人たちの集まりですからね。

めんどうーでしょ?

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