診療室

ホケンでの白い歯

まだまだ不十分ですが、ホケンでの白い歯が少しづつ奥歯まで適用されつつあります。いや、あの、ホントに素材的にもまだまだ不十分でして、歯科医師側が思うような白い歯をホケンで普及させるには相当の財源が必要かと。

コレはですね、銀歯 → 野蛮 → 日本人 と思われてるんだぜ!!ってことを国全体で理解していただかないとダメなんだと思います。

ということで、小臼歯の単独の補綴を行う場合、ホケンでは

FMC(全部銀歯)とHJC(プラスティックの白い歯)とCAD/CAM冠(コンピュータ削りだしのハイブリッドレジン)の3つが選べます。

価格的には 安 FMC ≦ HJC < CAD 高
丈夫さでは 弱 HJC < CAD < FMC 強
見た目では 悪 FMC < HJC ≦ CAD 良

かなぁ?って思います。
・FMCは壊れること、脱落することもほとんどなく安定していて、、、でも見た目が。
・HJCは最初の見た目はまずまずですが時々に壊れます。症例によっては不可の場合も多いです。
・CAD/CAM冠は若干高額(型とり→セットで他の2倍程度)になります。外れる心配はありますが壊れることはあまりありません。

平たく言うとこんな感じです。あっ、もっと綺麗で壊れる心配がない白い歯をお望みの方は保険外です。

そんな説明をしますと「やっぱりココが銀歯じゃあ目立ちますよね、、、でも9000円近くもするのか、、、じゃあ銀歯で」という方が少なからずいらっしゃいます。人それぞれ価値観が違いますので「車には毎月数万円のローンを支払っても歯に1万はイヤ」という方の価値観も受け入れます。

で、ですね。生活保護の方は迷わずCAD/CAM冠なんです。

ちゃんと税金を払って生活している人間が我慢を強いられているのに、、、何か間違っていないだろうか?そんなことを思っている今日このごろです。

紫のところですね
紫のところですね

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